読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

sima記

Twitter @diarog

受験

家でぼけーとしてたら両親がやってきた。

まぁ、お茶だしてどうでもいい話をしていたら我が従兄弟のひとりが今、大学受験真っ最中だという。どうも本人のモチベーションが芳しくないらしく、すごく教育熱心で熱血タイプの父親から離れて暮らしたい一心で勉強しているのでなかなか思ったようにいかないらしい。

超進学校に通い成績優秀、品行方正で有名な従兄弟、まぁ、その苦労もわかる気がする。

従兄弟とは正反対で、僕は中学の時から成績やら内申やらから逃げて授業すっぽかして煙草ふかしながら読書ライフを送るという高校生だった。卒業したら就職かなーと考えてたらふとした縁で他校の友達と受験勉強をしてみることになって、ひーひー言いながら英語やらと格闘し大学へ行った。

大学行ったら行ったでなんか講義がクソつまらんので大学行かずに昼夜逆転し腐りきっていたら、喫茶店で知り合ったOBに誘われていろんな研究会に参加することになり、学問の面白さを叩き込んでもらった。

そんなこんなで心底わかったのは、勉強の面白さは自分で発見するしかないということだ。あとは人の縁、これが本当に大事だ。

高校や大学の枠のなかにすっぽりとおさまっているとある意味楽なんだけれど、自分でなにかを発見したり、目の前にある価値観に疑問を持ち批判を投げかけて闘争したりするチリチリとした興奮は味わいにくい。これは実体験。

どこか自分が生きにくい場所や価値観から逃げ出すのはとても大事なことだけど、逃げ出してさて、なにをするかで真っ白になってしまう人もたくさんいる。逃げ出してからなにをするか、これは逃げ出す前に考えておく必要があると思う。僕の場合、それはずっとずっと好きだった読書や映画がそのいとぐちを与えてくれた。

くるしかろう我が従兄弟に、そういうものがあればいいと願う。とりあえず、なんかの機会にお茶でも飲みながら話をきいてやろう。俺の愛した哲学科名物、深夜ぶっつづけのコーヒーと煙草と対話の徹夜地獄がどうやらあいつにも必要らしいから、ね。